シェアエレガンス
OAKS 1 10月3日

「オークス戦線に名乗りの巻」


9月30日中山牝馬限定芝1600m新馬戦で大方の予想を裏切ってシェアちゃんが楽勝。
これで一応、新馬勝ちとなり、決して妄想だけでなく世間様に「オークス戦線に名乗りを上げた」つーても
いいんじゃなかろうかと思ったりもするのである。
いいのか?
まあいいや。

ところでシェアちゃん、実力を不当に低く評価される可哀想な娘なのである。
12番人気と7番人気。
そのあたりは、正当に評価されるラディくんに比べると、「不憫な娘」チックではあるが、
実はこっちのがありがたい、馬券孝行な娘だったりする。
3着と1着。
おそらく次走もどこのどんなレースを走ろうが人気になることはないざんす。
(ってことは配当的にもおいしいざんす。何を隠そう、初戦の3着、2走目の勝ちで
馬券的にシェアちゃんのお馬代金すでにチャラになってる。1/500ってこともあるけど・・・・
ああ、どうしてもっと早くに5/500にしておかなかったの!)
なんてったって評論家は「展開に恵まれた」ってイメージがあるからそんな印しか付けないだろうし。
確かに展開に恵まれたのは恵まれたんだろうし、Aコースの内側ずーっと走ってきたからっての
あるんだけど、それにしても当レースのラップをよく見ると、上がり35.9は出走馬12頭中トップ。
「逃げた馬に35秒台であがられては後ろは届かない」ってよく聞く言葉だけど、他の馬、
つまり後ろからいった馬すべてが36秒以上かかってるのだ。
つまりシェアちゃんが上がり最速なのである。
さらに当日の他のレースを見ても意外にみんな上がりはかかっていて35秒台って言うのは優秀なのだ。
つまり、シェアちゃんは、テンもすっと先行できてしまいもグングン伸びて、それほど追うところ無く余裕で
勝った印象なのだ(親の贔屓目有り)。
まだまだ期待できるのだ。

それにしても、結構、関係者っていい加減なんだなぁってこの馬を追っていてわかってきたのである。
FW先生のお言葉も、デビュー戦前「先々は走ってくる馬だと思うけど初戦からは?」から
2戦目の前のコメントは「実践向きの馬で、変わり身にも期待できる」って。
おいおい。
競馬記者にしたところで、この馬が新馬勝ちすることを事前に予想した人は皆無だったってことだし。
みんな結構、主観(つまりが『馬見』よね)に自信が無くて、結果的なコメントでしかないのである。
その点、私は主観だらけで少し偉いなとも思うのである。

つづく。
OAKS 2 10月5日

「シェアちゃんはかなり強いかもの巻」


シェアちゃんの次走が予想通り次回東京のサフラン賞かいちょうSになりそう。
個人的には距離適正もあるしラディくんも回避したことだし3週目のいちょうSにぶつけていただいて、
そこじゃぁまだ敷居が高かったじゃないの!っなら中1週で百日草特別芝1800M、あるいは、
中3週で赤松賞芝1600M牝馬限定レースあたりでOPになっていただきたいものだと。

そんなにうまくいくのか?
いくのである。
実際、シェアちゃんはかなり強く、OPの可能性もかなり高いのである。
何をもって強いかと言えば、もちろん馬っぷりの良さ、レース内容の良さというファジーな表現での
理由もあるのだけれど、そんなわかりづらい理由から強いと言っているのではなく、
実は他にも強力な理由があったりするのだ。
むふふふふ。
実はね。「ひとりごと」の中でも書いちゃったけど、何を隠そう、シェアちゃんは可愛くないのね。
親が贔屓目有りで言うのだから間違いないってぐらい。
目なんか、ちーと頭悪いのってぐらい血走っちゃって、その周りは、夏負けで真っ黒だったりする。
おっ!言っちゃったぞ。
それが問題。
つまりシェアちゃん、目の周りが黒い=夏負け中なのだ。
夏負け中なのにあの強さ。
実際に夏負け中な馬が健康体の時のどのぐらいの力を発揮しているのかはわかんないけど、
きっとせいぜい60%ぐらいだと思うのだ。
するってーと、シェアちゃんはまだまだMAX60%の力しか出さずに新馬戦を勝ちあがったことになり、
もっと言っちゃうと、あの余裕を見れば、せいぜい44%ぐらいしか本領を発揮していないのだ。
しかもどちらかといえば重い奥手な配合(母親は3才戦から活躍したけど)。
となれば、これから先のことを妄想すると、手がふるえて、くどいけど、どーして最初っから5/500に
しておかなかったのだ、バカバカってことになるのである。
これは、なのだったらいいな、ってことではなく、きっと、なるのだった。

つづく。
夏負け盛りのシェアエレガンスさん
OAKS 3 10月9日

「シェアちゃんはそんなに強くないかもの巻」


どうも本気でFWのおっさん(この言い方は失礼だと思うけど気持ちの表現としては適切)は
中1週でサフラン賞を使うらしい。どうしてそんなに急ぐのか、
馬の調子がいいうちにどんどん使おうっていうつもりなんだろうけど、かなり心配になる。
なんせ、個人的にこの人前科有り。
そうなると仕方ないからこっちも本気でサフラン賞でのシェアちゃんの勝算を考えてみたりする。
おっ?
マイネシンデレラさんが出て来るじゃないの。
マイネシンデレラつーと、シェアちゃんの初戦で楽勝したお馬さん。
これは強敵。
見に行ったときのレース感想では「現時点では差がある」と書いているし、
シェアちゃんだってレース馴れしてきたとはいえ、向こうは中3週、狙いすましての出馬。
偉いのである、畠山先生は。
さらに!
前回書いたシェアちゃんが強いと思っている根拠がもろくも崩れた。

>つまりシェアちゃん、目の周りが黒い=夏負け中なのだ。
>夏負け中なのにあの強さ。

実は昨日たまりに溜まった愛馬の写真を整理していたら、今年の春のシェアちゃんの写真が出てきた。
目の回り、黒いのである。
なんで?
春先から夏負け?
違うのである。
シェアちゃん、もともと、そんな顔立ちだったのだ。
実は(実はが多いけど)シェアちゃん、ただいま絶好調だったのである。
とほー。

ってことは残すところ、「やや重い奥手の血統」でこれからバンバン成長することを
期待するしかないのだが、よくよく考えてみれば、ライン自体は父系も母系も重いけど、
母親はフランスで3才G1を勝っていたりするのだ。
早熟じゃんか・・・・・。

がんばれ、シェアちゃんなのである。


つづく。

元々そんな顔のシェアエレガンスさん
OAKS 4 10月12日

「みんなソロソロ気付き始めたの巻」

昨日ユニオンから愛馬レポートと分配金通知書が届いたのである。
その中の初戦勝ち後のコメント、小野騎手とFW師のコメントを全文掲載してみる。

小野騎手
『走るよ、本当に走る。上手く言えないけど4コーナーの手応えはこれまであまり経験したことがない感触。
 勝ち時計も水準以上だと思うし、今後がとても楽しみ』
ふふふ、気付いたか、小野くん。
小野騎手にとって『あまり経験したことがない感触』ってことは、
それはつまりが重賞勝ち馬のそれでありG1ホースのそれなのだ。
うははははは。
スーパーホースのそれなのだ!
くどいけどもう一回笑っちゃおう。
うけけけけけ。

一方、FW師
『追い切りの雰囲気が良かったので内心期待はしていたが、
結果は予想をはるかに上回る完璧なレースだった。
 内面に弱さが残っているので、状態と相談しながら今後の予定を決めていく』
おっさんも、ようやく少しだけ気付き始めたのである。
かなり遅いと思うし、まだまだ的確に気付いているわけじゃないから、このおっさん、
馬を見る目がないって自分で言うとるようなもんやけど。
せめて、『状態と相談しながら決めていく』の結果が今週末14日のサフラン賞であって欲しいと、
心から願うのである。
本格的に小野騎手のように気付いてくれれば、こんなローテーションはないんだけどなぁ。

重ね重ね1/500が惜しい(まだ言うんかい)。
初戦の3着と、2戦目の勝利の賞金が12020円。
ふぅ・・・。
ユニオンも募集締め切ったからって満口にもなって無くて入厩もしていない4月のことなんだから
融通利かせてくれればよかったのに。

まぁいいや、とりあえず、また、今週末は遠征しちゃおう。
もうジンクスもないもんね。

つづく。
OAKS 5 10月16日

「馬産地の期待を背負っての巻」

シェアエレガンスさんの生まれ故郷、橋本牧場の橋本博さんと運良くメールのやりとりを
することができたのである。
こっちがこれほど盛り上がっているのだから、さぞかし馬産地ではと思いきや、
「橋本さんのところの、新馬勝ちしたねぇ。おめでとう」
「いやぁ、まぐれですよ」
みたいな会話なのだそうである。
内心、橋本さんの頭の中でも妄想は膨らみ始めている(と勝手に想像している)と思うのだが、
やはり、馬産地では、無邪気に「オークス」なんて言ってられないのだ。
だからかわりに私が言うのである。
「オークス馬!」

ふう。

そんな橋本さんからの最新情報によると、シェアエレガンスさんの短期放牧が決まったそうである。
(詳しくは橋本牧場HPをどうぞ)
今日16日現在、美浦近郊の牧場なのか、北海道までもどるのかわからないが、
短期放牧ってあえて短期を付けるぐらいなのだから美浦近郊なのだろう。
個人的には今回の放牧は大歓迎だがソエも出ていると言うことなので、十分休養し、
馬体重が450s台ぐらいに回復するまでのんびりさせていただきたいのである。
それにしてもFWのおっさん、「この馬はもう少し距離が伸びていい」だって藤原さんに言ったそうである。

この親父ったら・・・。

つづく
OAKS 6 11月11日

「馬産地の期待を背ってたら厩舎の期待も背負うのだの巻」

シェアエレガンスさんが、昨日10日、帰厩してしまったのである。
帰厩は11月末で使い始めは年明けじゃなかったの?
んーとんーと、『ソエが悪化した』のではなかったの?
『ソエは完治した』の?
ん?

よくわからないのである。
短期放牧に出されてまだ20日ぐらいしか経っていないのだ。
超短期放牧なのだ。
馬体回復ものんびりも糞もないのである。
FW先生、どう考えても、年内に使う気である。
まさか阪神3歳牝馬Sはないとは思うけど、おそら・・・・ないか?
本当にないか?
阪神3歳牝馬Sまでまだ20日ぐらいあるぞ?
超短期放牧だからさほどゆるませてるわけじゃないぞ?
・・・・使うかもしれん・・・。

私はもちろん、妄想モード炸裂中なのであるが、
ひょっとしたら、ひょっとすると、FW先生。
私なんか、へなちょこの小心者と思われるぐらい妄想モードが炸裂してんるじゃないのだろうか?
「だーっはっはっは!オークスオークス、その前に阪神も取っておくか?だーっはっは!」

それはそれで困るのである。

つづく
OAKS 7 4月10日

「妄想終了の巻」

先日7日、半年ぶりに「ミモザ賞」で復帰したシェアさんは健闘及ばずの5着に破れたのでした。
はい。
なんてったって半年休んで馬体重がマイナス10sなんてあまり聞いたことがありません。
掲示板では仙人のような枯れた意見を吐いてみましたが、うん、そりゃもう、びっくりしています。
なんて言うか、えーとえーと、少し反省して欲しいです。
んなわけで、妄想は完全に萎みましたので、オークス編もめでたくもなく終了です。

反省しろ。
OAKS 8 5月2日

「今度こそ妄想終了〜オークスまで2馬身3/4〜の巻」

やっぱり、日本一の妄想モードだったFW先生は、29日のスイートピーSに
シェアさんを出走させて、オークスへの最後の切符を取りに行ったのだった。
結果はオークスに2馬身3/4ほど及ばずの4着。
ふ〜ん。
なんだか最後まで良い夢を見させていただいたわけで、シェアさんにもFW先生にも感謝感謝。
まあFW先生の強引さはやっぱり気になるけど。
気になるし、そーなるとやっぱり半年に及ぶ放牧が堪えてくるんだよね。
半年休んで休み明けマイナス10sとかね。
いずれにしろ馬体重が404sまで減っていたので切符を手に入れても少し可哀想だったかも。
今後シェアさんは放牧に出されるのかと思ったら厩舎で様子を見ながら続戦だとか。
とにかくまだ秋華賞までは時間があるのだから壊さずにのんびりとやっていただきたいわけで、
それまではこの妄想日記もしばしのお休みです。
またねー。